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勉強会

真実

INDEX

  • あらすじ
  • 01 提案
  • 02 クッキー
  • 03 違和感
  • 04 好物
  • 05 モヤモヤ
  • 06 新人
  • 07 飴玉
  • 違和感

    私は小躍りでもしそうなほどのテンションで廊下を歩いている(と言うよりもスキップしていると言った方がいいだろう)と、ドンッ!と誰かにぶつかり、私は思いっきり尻もちをついた。

    「いたたた…ご、ごめんなさい!」

    私はあまりの恥ずかしさに涙を浮かばせながら頭を深く下げた…と頭上から聞こえてきた声に私は耳を疑った。

    「え…岡崎?」

    「やややややや、柳田君!」

    そこには柳田君が居て、「いてて…」と顔をしかめつつ、「どうした?」と不思議そうに問いかけていた。
    私は勢いよく顔を上げて、自分の手をパシッとくっつけて顔の前にやった。

    「本当にごめんね、柳田君!その…わざとじゃないの!ただ…ちょっと…良い事があって…」

    「いいよ、全然。気にしてないから」

    そう言って柳田君はニッコリと笑った。私はその素敵な笑顔に溶けてしまうような…そんな感じがした。

    「あのさ…」

    「え、何?」

    「岡崎が元気いいのって…香川が関係してるのか?」

    いきなりの事に私は「え?…え?」と戸惑ったが、少しだけ微笑んで「うん!」と元気よく言った。
    すると柳田君は少しだけ頬を赤くさせ「そっか…」とだけ呟いた。

    その時…ある違和感を感じたような気がした。

    だけど、その違和感が何なのか調べる前に柳田君は手を振って「じゃあな」と踵を返して、歩いて行った。

    「なんだろう…この…胸のモヤモヤとした感じ…とっても…嫌だ」

    私は1人、誰も居ない廊下でそんな事を呟いていた。勿論、誰かが返答してくれるはずもなく、返ってきた言葉なんて無かった…

    10/03/26 07:00 真実   

    ■作者メッセージ
    違和感とは…!
    正直言うと自分も良く分かりません((
    だけど、「あれ?なんかおかしいな…?」とか「ん?これ、こんなんだっけ?」とか思う時が違和感ではないでしょうか?
    まぁ…分かりませんけどね♪
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