お仕置き〜花占い〜 BACK NEXT

 ケスタロージャは甘い吐息を漏らしていた。
「……ん…ふぅ……あ……っ……」
「もう“逃げたい”なんて思わないくらい、気持ち良くしてやる!」
 そう言った彼は、怒りの表情を浮かべていた。
 
 雪と会った後、ケスタロージャはすぐにミルズに電話した。「逢いたい」と伝えると、約束の時間に来てくれた。
 ケスタロージャの自宅に入ると、ミルズは微笑んだ。
「こんな時間にどうしたの?また犯されたくなった?」
「……ミルズさん!私を…私をこの苦しみから解放してください!!」
 すると、急にミルズの表情がこわばった。
「……どういうことなのかな、ケスタロージャ?」
「……私はこれまで、ミルズさんが与えてくださった…快楽に溺れ……我を忘れていました。でも、私が…本当に望んでいるのは……“躯の関係”なんかじゃない!」
「煩いよ。」
「心と心で通じ合えるような……そんな二人に…なりたいんです……!」
「黙って。」
「どうして……私の躯を…求め続けるのですか……?どうして、私を悶えさせて…喜んでいるのですか……!?」
「黙れ。」
「ミルズさん…始めは優しかったのに……どうして……!!」
「黙れぇっ!!」
 その瞬間、ケスタロージャの背筋が凍りついた。ミルズの目が、明らかに先ほどまでのとは違う。
「いい加減にしろ、ケスタロージャ。お前は僕の言う通りにしていれば良い。」
「………ミル…ズ……さ…ん……?」
「僕が言った通りに、自身の性器を見せ、握られ、喘いで狂い、精液を垂らしながら恍惚の表情を浮かべ、もっと欲しがり、裸で泣きながら懇願し、乱れ、イき……、それを繰り返せば良いんだ。それのどこが不満だ!?」
「……そんなの……酷い…です……!」
「……それでも抗うのか。こんなことはしたくなかったけど…“お仕置き”が必要だね。」
 ミルズはそう言うと、いきなりケスタロージャの服を剥いだ。その動作はあまりに速く、抵抗することさえもできなかった。
 ミルズは剥ぎ取ったケスタロージャのネクタイで彼の性器を縛った。
「……ひゃ…っ……!」
「罰だ。じっとしてろ。」
 冷酷な声で呟いたミルズは、ケスタロージャの四肢をベッドの柱一本一本にそれぞれ拘束し、動けないようにした。
 ネクタイをギュッと引っ張ると、性器が締め上げられ、躯が過剰な反応を示す。ビクンと跳ねた裸体は、美しく残酷さを物語っていた。
「…ぁ……はあ……ん…っ……!」
「ケスタロージャ、君は大きな勘違いをしている。」
「……な…に……?やぁん……!」
「君はエッチなことをしないと生きていけない“化け物”なんだよ。つまり、僕が犯してあげないとね、こうやって!!」
 ミルズが思い切りネクタイを引っ張ると、ケスタロージャの花芯はピクピクと反応した。
「はああんっ!!」
「ほら、もっとだよ。」
「んやあぁっ!!」
「……苦しくなってきたでしょ?ネクタイ、ほどいてほしい?」
「……い…や……、嫌……ぁ……」
「おや、どうしたの?」
 しかし、ケスタロージャはその理由を言おうとしなかった。そっぽを向いて無視した途端、花芯の先をやわやわと弄ばれた。
「あぁん!」
「言え!これをほどけば、漏らしてしまいそうなんだろう?」
「う……っ!」
「正直に言った方が、楽にイけるよ。」
 すると、ケスタロージャが涙目で呟いた。
「……確かに…ここで……射精してしまう…方が……楽かも…しれません……。でも……私は…耐えて……みせる……」
「なんだと!?くそっ、こうなったら……!」
 その瞬間、ミルズがケスタロージャの花芯の先を、溢れ出た先走りと一緒に舐めた。
「ペロッ」
「ぐっ……」
「ペロリ」
「ひゃ……っ!」
 そして、勢い良くネクタイをほどいた瞬間、蜜の飛沫が上がった。
「いやああああぁぁぁぁぁっ!!」
16/01/07 02:41 up
もう止めてあげて。
……な、お仕置き話。
亜或栄帝陰
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