琉架に伝えられない気持ち BACK NEXT

私はマルコキアス。
Lucifer's Gardenで 働いている。

私は 悪魔だ。路頭にさまよっているところを 師匠に助けてもらった。
師匠は 一人の女の子を 連れてきた。
悪魔の姿がわかる能力を持っていて 他の悪魔に狙われる可能性があったため
に預かったという。

その女の子は 藤波 琉架。 すごくかわいい女の子。
私は 琉架の面倒を見ながら 人間の心に触れていった。
琉架は 小さいながらも さまざまな事を 私に教えてくれた。

琉架「ねぇ・・・ マルコキアス?あなたの事 キアって呼んでももいい?」
 
マルコキアス「いいですよ。でも 琉架 あなたは
       私が怖くないのですか?」
琉架は首を傾げていった。
琉架「何で? キアはキアじゃん。キアは 優しい。私のお兄ちゃん。
   そのほかの 何者でもないよ。」

ドクンッ・・・
(なんですか。この気持ちは・・・今まで 悪魔だからと怖がられてきたのに)

師匠「それはな・・マルコキアス。お前は 琉架の心に救われ、琉架という
   女に恋をしたのじゃよ・・・」
キア「・・・こ・・・い?」

あれから10年後 琉架は 明るく活発な女子高生になった。
今は 調香師でトップになるために 修行している。
琉架「キアって 見た目カッコいいし、優しいし、全く悪魔に見えないね」

そういった 琉架の言葉にドキッとした。
なぜなら 悪魔はみな 容姿がよく、初めのうちは 優しく 最後に
本性を出すからだ。

だから・・・
本当は 琉架をすぐ自分のものにしたい。けれど 琉架を悲しませたくない。琉架が 好きだから。 
だから・・・・ 琉架を守れれば・・・

この気持ちは 伝えちゃいけない・・・。


―――To Be Continued――― 
12/03/27 11:31 up
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