生意気な転校生 BACK NEXT

 
琉架「・・・キア!?」
私は キアの目に 少しし背筋がぞくりとした。
キアの唇が 私のおでこをかすめる。

チュッ・・・

キア「・・・いきなり襲われないように気をつけてくださいね。」
私は キアの行動に びっくりして 立ち止まってしまった。
と・・・ 私は我に返った。

琉架「キッ・・・キアー!!」
キアは 店のカウンターに戻っていった。
(キアのやつ・・・!)

私は、修行中ではあるが、普通の高校生であった。
しかし 悪魔がわかったりする能力を持っている。
 
キキッ
キア「琉架・・・今日 お迎えにあがっても・・・よろしいでしょうか?・・・」
これが キアの口癖。
キアは 性悪悪魔なのか 優しい悪魔なのかわからない・・・

琉架「今日は 授業終わるのが早いし・・・たまには歩かないと!だから 大丈夫だよ。キア。」
キア「そ・・・うですか。」
キアが ここまで心配する理由は 帰るのが遅くなると 危険な悪魔がたくさん出てくるからだった。 特に 悪魔がみえる能力を持つ 私は狙われやすい
という。

ドンッ
・・・「ってぇ・・」
琉架「ごっ・・・ごめんなさ・・・」
私にぶつかった男の子は すごくかっこよかった。と思ったのは つかの間。

・・・「ぼーっと。してんじゃねー」
その 口の悪い男は 立ち去った。

琉架「何っ・・・あいつ!!」
(でも・・・ 何か感じたような)

キーンコーンカーンコーン 
担任の先生「席に着け!! 今日は転校生を紹介する。」
・・・「・・・よろしく・・・ 黒騎 龍です・・・」
黒騎 龍が入ってきたとたん クラスの女子が 騒ぎ始めた。
(あっ・・・今朝のやつ!!)
 
担任「・・・と 黒騎の席は・・・ 藤波!!」
(えっ・・・私!)

ぼそっ
龍「今朝の女!お前の隣かよっ」
(あっ この黒騎ってやつ・・・ 悪魔だ)

琉架「すいませんね!!てかっ あんた悪魔でしょ。なんで いんのよ。」
黒騎 龍は 驚いた顔で言ってきた。

龍「なんで 分かったんだよ。オレの本当の姿は 分からないはずじゃ・・」   
琉架「ご期待に沿えず すいません。わたしには 悪魔が分かるの!」
(って・・・あ・・・ 言っちゃだめだった。)
急いで 取り消そうとしてももう遅い。

龍「へぇ・・・ そうか。 オレの本当の名前はサレオス。お前は?」

琉架「藤波 琉架」

サレオス「これからよろしくな。琉架」
(何!? この生意気な態度!!)


―――To Be Continued―――

12/03/27 10:50 up
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