連載小説
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5章 ダメだ。
「ただいまー!!」



あいつの声が・。


した。

「ミルズさーん!セルトは?」




「おかえり桜ちゃん。あいつ上にいるみたいだから、行ってやって。
なんかあったみたいだから。

あ、そういえば。セルトと会った?」



「へッ?なんのことですか?!」

「あっれ・・?おかしいなあ・・・。」



「・・・。何がですか?」

「あいつ桜ちゃんのレポート渡しに学校に行ったみたいだけど・・
会ってないの??」



「・・・?会ってないですけど・・。あ、でもレポートはイナちゃんから
貰いました。」


「・・まあいいや。それよりセルトのところ行ってやってよ。」


「あっ。はい!」


トントントントン・・・



あいつの足音・・。

ダメだ・・・。



くるな・・。


「セールートっ!!今日学校来たんだってー??
 いたなら一言ぐらい話しかけてほしかったなあー。」




「・・。お前さあ・・・。掌ってやつと付き合ってるんだって??」











「・・・。誰から聞いたの??」





「誰でもいいだろ・・・??」



ダメだ。




止められねえ・・・。



「お前、ほんとムカつくわ。」



・・。一番言ってはいけないことをいってしまった・。







「とにかく、俺に喋りかけるな・。


一切な!!」




「っちょ・・セルトッッ・・・。」



必死に俺を止めようとするあいつの手を・。



振りほどいて、






俺は、









雨の降っている町へと・・・・。


消えた。
12/06/27 21:03更新 / 刹那柘榴
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■作者メッセージ
ごめんなさい。
セルトファンの皆様ッ・・・。

感想等いただければ、更新の励みになりますw・。

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