連載小説
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14



フィ「誰か!誰か助けて!!」






声がする





フィ「ねぇちょっと!!私の声聞こえてる!?目開けなさいよ!!」





フィーナ様…?




フィ「だれか….誰か来てよ……」




フィーナ様が泣いてる……また泣かせちゃったな


起きなきゃ



あれ……身体が動かない





フ「フィーナ?!」


フィ「フーリオ…?フーリオ!フーリオ!!この崖の下に、、血だらけで、、私を庇って、、落ちて…」


フ「……っ?!分かった、分かったから。もう大丈夫だ。心配するな」

カ「今、救護班を向かわせました。後は彼等に任せましょう。取り敢えず、貴方がた2人は馬に乗って戻ってください。これ以上怪我人を増やされても困ります」





リオ…に、、カリエンさんの声がする。







ヴ「咲舞殿!?急げ!救護班!!」



『ヴォ……ル……ク……?』


ヴ「咲舞殿!!大丈夫だ。今すぐ助ける。だから頑張れ!」



『フィ……ナ……様……は?』



ヴ「ーー大丈夫だ。無事だ、心配するな」



そっか、、、無事なんだ。安心した




ヴ「咲舞殿…?駄目だ!目を開けろ!!」





よかった………


































『ーーあれ……』


目を開けると、見慣れた天井が目に入る



その視線を、横へと移す



そこには、今にも泣き叫びそうなエグザがいた




『あ、あれ……?』




そしてーー



『エ、エグザ、、、ちょっとまっーー』




城内中に、エグザの泣き声が響き渡った。










15/04/08 00:06更新 / nayo2
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