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、好きの愛言葉

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  • あらすじ
  • 01 、好きの愛言葉 U
  • 02 ,
  • 、好きの愛言葉 U


    「あ…あのね」

    あたしは抑えきれないこの気持ちを
    もうぶつけてしまおうと思った。

    ♪〜♪〜♪

    それなのになんでこうなるんだろう、
    柳田くんの携帯が鳴った。
    柳田くんはあたしをちらっと見ると
    申し訳なさそうに両手を目の前で合わせ
    電話に出た。

    あたしはもうここにいられなくて
    背中を向けて歩き出した。

    ******

    あたしが向かったのはバイト先。
    岩崎さんと働いてもう3ヶ月になる。

    岩崎さんはお兄ちゃんと仲がいいから
    あたしは何も悪いことができなくて困ってる。

    「ねえ澤野さん。今度一緒にお茶でもどう?」

    「あたし…ですか?」

    あたしは柳田くんが好き。
    けど少しならいいかな…そんな考えが頭をよぎる。
    でもやっぱり柳田くんが…

    「今度の日曜、昼1時ね!お疲れ様!」

    あたしの返事も無視して
    岩崎さんは帰っていった。

    「あ…」

    あたしはただひたすら仕事に打ち込んで
    柳田くんのことも岩崎さんのことも
    忘れようとした。

    10/03/23 10:45 、るい   

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