7章 身代わり。


雨の降る街で俺は・・・・。


「私とっ・・・


私と付き合ってくださいっ・・・。]


イナちゃんに突然、


告白をされた-------------------------・・・・。










「っ・・・。




イナちゃんのこと、俺好きだよ。」







「じゃあ・・・!!」







俺は返事を決めていた。





「でもな・・・。



あいつの事の方がスキなんだ・・・!」



俺は、あいつのことを










あきらめる気なんて。






1%もなかった。




「それにな、今イナちゃんと付き合ったりしたら、俺イナちゃんの事。あいつを忘れるために付き合うことになるから・。」






イナちゃんは下を向いてうつむいたままだった・・・。










「・・・。いいんですよ。


身代わりでも・・・!」



っ?!



この時のイナちゃんの顔を俺は一生忘れれないと思った・。





「1週間だけ。いや。


5日でいいです!」




今にも泣き出しそうな顔で俺をみている姿は・・・。




「お試し期間として付き合ってくださいよ!!」



「いや。俺無理っていった・・」


苦笑いになってしまった・・。





「これが最後にします・・・。





お願いです・・・。」




泣きに弱い俺は・・・。





「・・・。いいよ。


5日だけなら。」




5日だけなら俺の気持ちは揺らぐはずがない。



そう自信を持って。
イナちゃんに答えてしまった・。








しかし、知らなかったんだ。


この出来事を境に、









俺とあいつの関係が・・・。






変わってしまうことに・・・。







全く気づかなかった・・・・。
12/06/29 20:59更新 / 刹那柘榴
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