9章 本当ノ気持チ。

桜と俺は仲直りのタイミングを見つけ出せずにいた。
そして俺はイナちゃんと付き合う事になった。
まだ桜が心の中にいた。
最低な俺。
桜が幸せならそれでいい。
_______*_______*________*
「おはようございます!」
いつもの光景。
「おはよう。イナちゃん。」
あれから1年がたった。
月日が経つのは早いもので。
桜は今年で、留学が終わってしまうと兄貴から聞いた。

まだ、桜とは喧嘩していた。
たった一言、
「ごめん。」
といえば桜と元通りになれるのに。

本当の気持ちを隠して生きて来た。
バカだ。俺、イナちゃんにまで気持ち隠して。
桜に会いたい。好きって言いたい。
もう、隠しきれない。
この気持ち。
12/11/05 12:06更新 / 刹那柘榴
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