フィ「誰か!誰か助けて!!」
声がする
フィ「ねぇちょっと!!私の声聞こえてる!?目開けなさいよ!!」
フィーナ様…?
フィ「だれか….誰か来てよ……」
フィーナ様が泣いてる……また泣かせちゃったな
起きなきゃ
あれ……身体が動かない
フ「フィーナ?!」
フィ「フーリオ…?フーリオ!フーリオ!!この崖の下に、、血だらけで、、私を庇って、、落ちて…」
フ「……っ?!分かった、分かったから。もう大丈夫だ。心配するな」
カ「今、救護班を向かわせました。後は彼等に任せましょう。取り敢えず、貴方がた2人は馬に乗って戻ってください。これ以上怪我人を増やされても困ります」
リオ…に、、カリエンさんの声がする。
ヴ「咲舞殿!?急げ!救護班!!」
『ヴォ……ル……ク……?』
ヴ「咲舞殿!!大丈夫だ。今すぐ助ける。だから頑張れ!」
『フィ……ナ……様……は?』
ヴ「ーー大丈夫だ。無事だ、心配するな」
そっか、、、無事なんだ。安心した
ヴ「咲舞殿…?駄目だ!目を開けろ!!」
よかった………
『ーーあれ……』
目を開けると、見慣れた天井が目に入る
その視線を、横へと移す
そこには、今にも泣き叫びそうなエグザがいた
『あ、あれ……?』
そしてーー
『エ、エグザ、、、ちょっとまっーー』
城内中に、エグザの泣き声が響き渡った。
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