「たまには外に出るのもいいな」
今日は天気も良い。 なにかおもしろいことが起こりそうだ。
「ニャー」
アルト「ねこ…?」
真っ白で雪みたいだ。 目は青く透き通っている。
アルト「きれいなねこだな…。飼いねこか?」(手をのばす
ねこ「にゃあ!」タッ
アルト「あっ…!」
逃げてしまった…。
アルト「おどろかせてしまったか…」
?「ど、どいてください!!!」
アルト「え…?」ドンッ
?「いててっ、す、すいません!!!け、けがしてませんか!?あっ!、服も汚れてる!ど、どうしよう!本当にごめんなさい!!」
アルト「いや、これくらい大丈夫だ。心配するな」
?「で、でも…。あっ!そうだ!あの、ねこ見ませんでしたか?」
アルト「ねこ?」
?「はい。真っ白で…えっと、目が青い子なんですけど…」
アルト「そのねこだったら、さっき見たぞ」
?「ほ、本当ですか!?どっちに行きましたか!?」
アルト「南へ行ったぞ」
?「あ、ありがとうございます!!」ダッアルト「あっ…」
行ってしまった…。服を見れば少なくとも位の高い者だとわかるはずなのに、あんなに堂々と話せるなんて…。
アルト「変わった奴だな…」
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アルト「明日はたしか、兄上の知り合いが来ると言っていたな」
隣の国の者らしいが…
アルト「兄上の知り合いだ。素晴らしい人なのだろう」
〜続く〜
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