「ふーっ
これで全部かぁ」
隣でトモカさんが伸びをした
「留学先とは言え我ながら持ち物少ないなぁ…」
彼女の言う通りだ
彼女の荷物は女性にしては少なかった
生活必需品だけしかない
「もうちょっとおしゃれした方がいいかな…
ケスタロージャさんはどう思う?」
『私は…
トモカさんは…どんな格好でもかわぃぃ…』
思った事を口に出しただけだがとても恥ずかしくて小さくなってしまう
それでもちゃんと彼女には聞こえていて
「ケスタロージャさん…!」
ぎゅっ
『…///』
彼女から抱き締めてくれた
私もうれしくて彼女の背中に手を回す
とくん…とくん…
私と彼女の心音がかさなる
腕の中にある小さな身体から伝わる温度、香り、彼女のすべてが私を満たしてくれた
『幸せ…です……///』
とつぶやくと
「私もです///」
と満面の笑顔で返してくれる
思ったことを口に出すのは恥ずかしい事だが
それ以上に相手が喜んでくれることを実感した…
セ「俺達もいるっつーの…」
ミ「ひゅーひゅー
ラブラブだねぇ」
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