柳田篇

朋加がここに越してきてからもう6年になる

俺もあいつももう立派な大人で一人暮らしをしている


そして今日は


『もう付き合い始めて5年になるんだねっ!』

「そうだな…あっという間だったな」


俺と朋加が付き合い始めて5年の記念日

毎年記念日は俺の家に来ることになっている


『修一郎くんの家に行くのひさしぶりだなぁ…
 前行ったのは私の誕生日だっけ?
 ちゃんと掃除してる?』

いたずらっぽく笑う朋加


「酷いなぁ
 ちゃんとやってるよ」

と拗ねたように言うと

ごめんごめんと頭を撫でてきた

俺はその手を取ってキスを施す


『ちょっ…///』


「仕返し」


ニヤリと笑ってそう言うと恥ずかしがる彼女をよそに、俺はそのまま手をつないで歩き始めた



よく優しそうだねと言われるが、どうも俺は好きな人には意地悪になるらしい



そうこうしているうちに家についた

ドアを開け、彼女を招き入れると、ふと立ち止まって深呼吸し始めた


「どうした?」


『ん?修一郎くんの匂いがするなぁって思って
 修一郎くんの匂いってなんか暖かくて幸せだねっ』


そう言って笑う朋加

そんな可愛い事をするから苛めたくなるんだ


「そうかな?
 朋加だって良い匂いするぞ」


『え?ひゃっ///』


そのまま彼女の手を引いてベッドへ押し倒す

抵抗してくるが、そんなものはなんの障害にもならない

俺は彼女の首筋にキスをして耳元で囁いた


「なぁ…シたい」


『っ〜〜!!///』


「冗談だよ
 お前があんまり可愛い反応するからさぁ」


そう言って、上からのいてやると

『もぅ…ばかぁ///』


と顔を真っ赤にしてそっぽ向く


その反応をほほえましく思いながら後ろから抱き締める


「でもシたいのは本当だから」


耳を甘噛みしながら低く囁く


『ふぁ…っ///』


「続きは夜にな」


そういいながら首筋に痕を付けた
















































次の日の朝


『うぅ…腰が痛い…なんか体中ベトベトする…』

「悪かったって、朋加があんまり可愛いからつい…
 ちゃんと責任とるから」

そう言ってひょいと彼女の身体を持ち上げる

『ぇ…』

「お風呂。入れてやるよ」

『ちょっ…ちょっと待って!!
 修一郎くん絶対変なことするでしょっ!?』

「まぁ、据え膳食わぬは男の恥って言うしなぁ」

とたんに朋加の顔色が真っ青になる

『自分で入るからいいよ!!
 お願いだから下ろしてっ』

「遠慮すんなよ」

『しーてーなーいーー!!!!』


ちゃんと美味しく頂きました←

10/04/02 13:12更新 / 千早
[1]作者メッセージを読む

[5]戻る
[7]TOP [9]目次

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.30c