百合・・・君に・・・伝えたい事があるんだ。
カリエンさん・・・僕・・・必ず、百合を幸せにしてみせます。
今日の午後3時半、きっと、百合は僕の所にくる。
毎日、3時からのティータイムを終えて、その後、僕の所にくるから。
「シェイエ・・やっほ・・・。」
「・・・カリエンさんと何かあったんですね・・・。」
「なっなんで分かっ・・・ってちがうよ・・・!」
「もう、嘘をつかないでください。自分に素直になってください。百合は・・・カリエンさんがすきなんでしょう?」
「シェイエ・・・いつから気付いてたの?」
「ずっと、前。」
そう僕は言い終えると、百合の大きな花束を百合に差し出した。
「この花は、百合のために育ててたんだ。」
「シェイエ?」
「気持ちを伝えないで後悔するのは、嫌なので。・・・僕は・・・百合が・・好きです・・・。」
「・・・・」
「百合・・・。カリエンさんに気持ちを伝えるべきだと思う。それで・・・何かあったら・・・
僕の所に来てくれないかな?」
「ありがと。シェイエ。」
僕のあげた大きな花束を持ったまま、百合は去っていく。今度は無力な僕じゃない・・・・。
百合。君が幸せでいることを・・・・
願っています。
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