君の視線の先にあるもの。
「それは・・・2週間前に植えたものです・・・。」
「あ・・・そうなんだ・・・。・・・ごめんね?気付けなくて・・・。」
「いいんです・・・。」
「・・・・・」
「百合?」
百合はボーっとどこか一点を見つめ、僕の声にも気付いていない。
・・・・けど、僕は百合の視線の先にあるものを見て、凍りついた。
・・・・・そこにあったのは・・・いや、いたのは、白く細い指で馬を撫でている・・・・カリエンさんだった。
12/01/06 14:55更新 /
乙姫
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