「あー。昨日の夢なんだったんだろ?ってゆうかあの人タメかな??」
昨日の出来事をずっと考えながら、なぜか自然と足はあのカフェへ向かっていました!
店に入ると、
「いらっしゃいま・・って昨日の子か!!」
と、昨日の出来事のせいで、このカフェでの有名人になってしまった私は
「こんにちは」と一応あいさつをし、席へ案内してもらいました。
席に着くとなんか視線を感じるような気がしてきて、顔を上げると
そこには、なんと昨日の彼が座っていたのです!!
(店長め!わざと・・・っていうか座るまで気づかなかった私も私だけど・)
「ぷっ」
「!!」
(人の顔見て笑うなんていい度胸してんじゃんか!!)
「昨日はいきなりすみませんでした。
でも、今のは怒ってもいいですよね?もちろん。」
「はっ!?・・・ あのさ、お前、名前何?」
(こっちの話は無視かい!!)
「鈴木 ユナですけど・・・」
「ユナ…ユナ…ユナ…」
と小声で繰り返して言ったあと、そのコワいイメージを吹き飛ばすような無邪気な笑顔で笑いました。
「どきっ!!」
えっ!!今のなんだろ。ときめいたっていうのがふさわしいのかな?
いつもの癖で意識を飛ばしていると、彼が
「お前はすぐに飛んで行くなぁ・・!!
俺は鉄。鉄って呼べ。わかったな?」
と言ってきました。
うわぁ〜強引!!って思いながらも、承諾しました。
それからいろいろ話しているうちに、仲良くなり、また、会う約束までかわしました!!
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