私には、見守るべき人が2人いる。
1人は、師匠から任された、調香師を目指す流香。
そして、もう1人は・・・
その流香の親友・美羽――・・・・
今まで、たくさんの人間を見てきましたが、
この人は、その中でも特に珍しいタイプの人で、
誰にでも分け隔てなく、優しくできる心を持っている。
「キアぁー?
宿題のレポートが終わんないの〜!手伝ってぇ〜!」
今は、大学で心理学を専門にしているらしく、
レポートの手伝いをさせられるのが、私の日常になってきました。
しかし―・・・
「わぁーい!出来た!
キア、ありがとう!!♪♪」
この笑顔を見ると、それも、いいと思えてしまう。
「キアぁー?」
おや、また美羽が呼んでいますね。
今日は、この辺で・・・・
[5]
戻る [6]
次へ
[7]
TOP [9]
目次