恋愛疾患

『いやっ…!』




なぁ…




『やめて!!』



なんでだよ…




『こんなの嫌…!』



俺はこんなに君の事を愛してるのに…






































トモカの帰りが遅い…


今日は図書館に寄ってくるとは言っていたがさすがに閉館時間を過ぎても帰って来ないのはおかしい…



「まさか…!」



倒れていたりはしないだろうか
それとも襲われて…?

思考が悪い方悪い方へ向いていく…



「悪い兄貴!!
 俺ちょっとトモカを探してくる!!」


兄貴の制止も聞かず俺は飛び出した


今は彼女が心配で仕方ない


トモカ…どうか無事でいてくれ…!!







「はぁ…はぁ…」


さすがに全力疾走であの距離はきつかったか

さっきから苦しくてしかたがない

しかし彼女の事を思えばどうってことなかった


その時



ガチャ



「トモカっ…!
 …と…先輩……?」



図書館から出てきたのは先輩に横抱きされたトモカ


『あ!セルト!!』


俺に気付いたトモカが手を振る

しかしそれに答える余裕はない。







ナンデ先輩ト一緒ナンダ…?







嫉妬で思考が止まる

二人が何か言っているが耳に入って来ない





『セルト…?』



我に返った時はすでに先輩の姿はなく

誰もいない図書館の前に二人きりでいた



トモカがにこやかに笑う

『モルガンさんって優しいんだね!
 それに力持ちでかっこいいし』

いつもより数倍可愛い笑顔






プチン







俺の中でなにかが弾けた




「…の…しを…ない…」


『え?』


「あいつの話をするんじゃない!!!!」


『っ…!』





トモカのおびえた顔

それすらも愛おしい

トモカが愛おしすぎて俺が壊れてゆく





「トモカ…今日はずいぶん遅かったが何してたんだ?」

『今日は勉強…』


続きを喋らせないために強く押し倒す



『きゃっ…!』

「嘘だな
 どうせ先輩といろいろシてたんだろ?」

『そんな事…!』

「ま、身体に訊けばわかるか…」


トモカのシャツを破りさる


『…!!』


悲鳴をあげようとした唇を無理矢理奪い舌をねじ込む



『ふ…ぁ…ぃゃ…っ』



彼女の口内を味わいつつ体中を弄(まさぐ)った


最初はこわばっていた彼女の声も次第に甘くなっていく


「結構ソノ気なんだな…」


『ぁ…!…そんなこと…』


「はっ!
 此処こんなにしといて何いってんだよ」


そう言って敏感な部分を強く擦る


『ひぁっ…!』



「俺ももう限界だからな…」


そういって己を取りだす

すでに熱を持ち堅くなっているソレをトモカに擦りつける


『…!?
 いやっ…セルト…!!
 ホントにやめて!!』



そんな声を無視して無理矢理に挿入する



『っ!!!!!!』



トモカの口から声にならない悲鳴が漏れた

それと共に足を伝う愛液とは違う液体…



「初めて…だったのか…」


『ひっく…セルト……酷いよぉ…』



罪悪感が膨らむ


その罪悪感を消すように腰を激しく動かした





本当は分かっていた

トモカと先輩になにもなかった事ぐらい

トモカは処女な事ぐらい


でも俺は…










「ははっ
 はははははははは…!!」













俺は誰もいない夜の中

気を失った彼女を抱いていつまでも泣き続けた




10/03/30 00:16 千早


このイベントの時の正確な会話文を忘れてしまった…
そこは気にしないで下さい
で駄作すぎる…
セルトの口調が定まらない

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