No.80のZIPPO 〜Unsettled〜

01. 秘密
02. ときめく鼓動
03. 古い写真館
04. 思わぬ訪問者
05. 公園での対決
06. 黄昏の窓辺
07. あたたかな掌
08. 彷徨う想い
09. 休日のおめかし

No.80のZIPPO 〜Unsettled〜



イナちゃんと話しをしていたら、二人にしては珍しく、「好きな人はいないの?」という話題になった。お互いに、「そうだな・・・」と空を見上げて、そして、その時は、「いないかも!」と顔を合わせて笑った。

けれども改めてよくよく考えてるとなんだかわからなくなって来た・・・。

あれ。そういえば、セルトの事は、セルト!って呼び捨てなのに、セルトより少し年上のミルズさんはミルズさん。モルガンさんは、大人の男性という感じで、初めて会った時には、ご結婚されていて、お子さんがいらっしゃると思ったりしたものだった。
ケスタロージャさんは、悪い人じゃないのだけれども、男勝りに育てられた私だからか、正直なところ、時々、大丈夫かな・・・と心配になることもあったりした。

けれど、それは私の思い違いだった。私はみんなの事を何も知らなかった・・・。もっとも、それはみんなが私の事を知らない、というのと同じでもあるのだけど・・・。

セルト、ミルズさん、ケスタロージャさん、モルガンさん・・・みんなの目が少し気になってきていた。
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