連載小説
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4
『ふぅー…』




なんか今日はやたら疲れたな……




「咲舞殿!紅茶を淹れたであります」



『あぁ……ありがとうエグザ』



「随分とお疲れのようで、大丈夫でありますか?」



『ははっ……ちょっと色々あったからね』




すると、エグザの顔がぱぁぁあっと輝いた





「自分にできることならなんでもお申し付けください!」


『え?う、うん。でも平気だから……』


「肩お揉みいたしますか?」


『いや…だいじょうぶ…』


「紅茶のおかわりを淹れましょうか?」


『お、お願いします』


「お菓子もありますので、持ってくるです」




……なんだろう、急に過保護になったな



なんか妙に嬉しそうだし、気持ちはありがたいけどもう少し落ち着いてほしいんだけど





『あの、エグザ?』


「なんでありますか!」


『どうしたの急に…生き生きしてますけど』


「咲舞殿の役に立ってることが嬉しいのであります!」


『エグザ……』





なんて可愛らしい子……





『ならエグザ、私のお願い聞いてくれる?』


「はい!もちろんであります!」


『一緒にお茶しながら、話し相手になってほしいの』


「そんな恐れ多い…自分には出来ないであります」


『そんなことないよ。エグザにしか頼めないことだから。それに私、エグザと一緒にお茶飲んだ方が楽しいもの。あっエグザは楽しくないかな……?』


「そんなことないであります!自分、もう死んでもいい程嬉しいであります!
それに自分と飲んだ方が楽しいなんてもったいなき言葉……!」


『そんな大げさな……』


「今すぐ準備をしてくるであります!」





エグザは勢いよく部屋を出て行った



その直後誰かとぶつかったのか、ものすごい音が聞こえた



大丈夫かな…エグザ…




15/04/08 00:03更新 / nayo2
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