読切小説
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伝えたいのは
※ 主人公の名前は、〇〇とします。


今日も見てる・・・

自室の窓から、綺麗に手入れされた庭園を―・・・・


この見渡す限りの、広大な花園・・・
その全ては、あの人によって生かされている―・・・・


「シュイエ、今日も頑張ってるなぁ・・・」


眩しい太陽の光に、てらされて光る、柔らかな髪・・・

したたる汗の、その一滴まで、美しいと思う――・・・・



「好き、だなぁ・・・」


伝えたい・・・ 溢れ出すこの思いを・・・・

届けたい・・・ 嘘偽りのない言葉を―・・・・



「・・ぁ」

ふと、自分の自室を見上げたシュイエと、目があった。


それだけで、鼓動が煩いほどに、大きく聞こえる。
耳まで赤くなるのが、熱い頬でわかる―・・・


「おはようございます。〇〇様」

小さく手をふった私に、
ふわりと、小さく微笑んで言うシュイエ。


「おはよー、シュイエ。 今日も、お仕事お疲れ様。
  
                 それから―・・・・・」



ここまで言って、言葉に詰まる。

いつも、いつだってそう。


「〇〇様・・・?」


「それから―・・・・ 後で、そっちに行ってもいい?」

だから、今日こそは伝えよう。


「はい・・・!お待ちしてます。」


貴方の傍で、私の心の言葉を――・・・・・・

10/11/28 19:38更新 / ろぃ

■作者メッセージ
なんともいえず、ですかね・・・


シュイエは、個人的に、すごい好きなキャラだったので、
書きやすかったです。


感想とかいただけたら、
めっちゃ嬉しいです。お願いします。

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