rain drops. |
|||
――さて、今夜は論文進めないと。
舞踊の個人レッスンを終え、 そんなことを考えながら 部屋を出て行こうとすると、 ソロレスさんに呼び止められた。 「あ、教授。」 「はい、なんでしょう。」 「雲行きが怪しいです。今夜は嵐になるかと。」 「それは大変ですね。」 「今夜は眠れなくても徘徊..コホン 散歩は控えてくださいね。」 「それもそうですね。それでは。」 論文のことで頭がいっぱいだった私は この言葉を気にとめることなく自室にもどった。 |
|||
|
|||
[paranoia投稿SS作品集] |